さて、いよいよインドの旅も残りわずか、インドを余すところなく堪能すべく街へ。
1947年にデリーに遷都されるまで、インドの首都だったコルカタ。かつては英語読みでカルカッタと呼ばれていたが、現在はコルカタで統一されている。
インドの中では都市化が進んでいるように見えた。道路は整備され、バイクや自転車は少なく主に車が走っていた、
新しい街ではなるべく市場に行くようにしている。市場には人々の生の生活が現れると思っている。
どこの国でもたいてい市場は多くの人でにぎわっている。都市化が進んだコルカタも例外なく多くの人で混雑していた。香辛料のお兄さんは気さくに話しかけてくれた。
向こう隣の店では、おじいさんがでは香辛料を小袋に分け、一つ一つ火で袋を炙って閉じていた。黙々と作業する姿は職人そのもの。
路上でスイカを売る人。
「半分どうだい!」
気さくに声をかけてくる。
「うまそうだね!またくるよ!」
「どこから来たんだい」
「日本だよ」
「日本いったことがあるんだよ・・・」
・・・
みたいな会話をあちこちでする。それが楽しく、旅を醍醐味でもあれば、面倒くさく思う時もある。
道に小さな台を広げて携帯修理をするお兄さん。
ここでは床屋も市場の中に混在していた。
ワイルドにカットしてもらえそうだ。
市場を一通りみてから、街の散策を続けた。
コルカタは街では、現代的な高級レストランやブティック、オフィスの工事がそこここで進んでいた。少し歩くだけで、街が急速に発展している事をはっきりと感じ取る事ができる。
これまでインドで見てきた街に比べても、富裕層が多いように感じる。
日本と変わらない値段の喫茶店が満席で人が並んでいたりする。
この先数年で、大きく様変わりするに違いない。
インドで宿泊する最後となるこの日。
行列ができていたレストランで最後の食事をとることにした。
店の名前は「ピーターキャット」。写真は行列がなくなった後の写真だが。。。店内の雰囲気もおしゃれ感があって、居心地が良い。
インドの最後の食事はやはりカレーでしょう。
王道のバターチキンマサラとナン。
幾度食べたかわからないこのカレーだが、ここのは絶品だった。ナンが進む進む。
おまけにマンゴー。やっぱり南国フルーツは赤道に近い国で食べるに限る。ここでは濃厚な生クリームをかけて食べるスタイルを進めてくれた。素直にうまい。
この「ピーターキャット」どうやら東京に出店しているらしい。
これは東京ではぜひとも行ってみたい店になった。この本店と同じ味であることを期待したい。
こうしてインド最終日は更けていった。
明日、いよいよタイ、バンコクに向けてフライトだ。