027 インド建築の旅(19)

ヴァラナシの洗濯物干しはアートのようだ。

027-0 ヴァラナシ

なんとも不思議な光景だ。お世辞にも清潔とは言えない環境の中、洗ったものは皺一つないくらいにきっちりと並べられている。ここのカオスを強く感じる事ができる光景の一つだろう。

数多くのガート散策し、その全てがガンガーと共にあるヴァラナシ。いよいよヴァラナシを後に、インド最終目的地であるコルカタへと向かう。

ガンガーを眺めながら 、祈りを捧げ、そしてヴァラナシに別れを告げた。

 

17:00にバラナシ駅仁到着。

18:00発、翌日7:00コルカタ着の列車を待つ。

ここでインドの鉄道事情の脅威を経験することになった。

構内案内板に遅延発生の案内が出ていた。

3時間の遅れだという。

21:00頃駅に到着するとのこと。

プラットフォームは到着寸前まで分からないのがインドの鉄道事情。

バラナシ駅は大きく、プラットフォームが20近くあるのに、一度遅延するとどのプラットフォームに到着するのか分からないのだ。

到着時刻も早くなったり遅くなったりその都度変わる。

しかたなくとりあえず、21:00まで待合室で待つ事にした。

・・・

・・・

20:00頃列車がさらに遅れているというアナウンスが流れる。

到着時刻は未定だという。

そこで駅の管制室に行き、状況を確認することに。

管制室はすべての運行状況を把握しているはず。

係員に尋ねると、到着時刻はやはり未定。

構内アナウンスは夜になるとなくなるといわれるが、その前にアナウンスはヒンディー語なのであっても私たちにはわからないのだが・・・

 

どのプラットフォームで待てば良いのかすらわからないという不安の中、とりあえず待つしかないので待合室に戻った。

待合室では、皆そこここで座ったり、横になったりして時間をつぶしている。電車来て去っていく人。何故だかずっと待っている人。ここに宿泊しているらしき人。様々な人がいる。

そこで、ふと思った。この中に私たちと同じ列車に乗る現地人がいるのではないか?

周りで同じように列車を待つ現地人の様子を観察しながら、待合室で同じチケットを持っている人がいないか聞いてまわった。

一人同じ列車のチケットを持つ現地人がいた。

話によるとまだ来ていないが、いつくるのかもわからないからひたすら待つしかないのだとか。

引き続き待合室で待つ事に。

・・・

・・・

幾度となく、列車が停まっては発車していく。

しかし乗る予定の列車は一向に来ない。

時間は刻々と過ぎて行き、24:00をまわった。

もしかすると、乗るはずの列車が既に行ってしまったのではないかと心配になる。

もう一度同じ電車を待っている人に聞くと、多分まだだという。

日も変わって、構内アナウンスもなくなり、ただただ待つ事しか出来ない。

3:00(27:00)をまわり、もう一度管制室に行ってみた。

係員の人数もあきらかに少ない。

夜中なのでそれもそのはずなのだが。

話しかけると、”いいから待て” の、その一点張り。

しぶしぶ、また待合室へ。

・・・・・

・・・・・

眠い。

列車は相変わらず、来ては発車していく。

それでも乗る予定の列車は来ない。

いつ来るか分からない列車をただただ待ち続ける。

・・・・・

・・・・・

6:00(30:00)夜も明け始めた頃、

同じチケットを持った現地人がどこかへ歩いていった。

皆疲れがたまっていた。散歩でもしにいったのだろう。

・・・

数分後、大慌てでその人が走って帰ってきた。

「急げ!!」

「置いて行かれるぞ!!」

??

その人は急いで荷物をまとめる。

「あそこに来てるヤツだぞ!もう出発する!」

今そこに停まっているのがまさにチケットの列車だという。

「こんな急に?!」

もうてんやわんやの中、疲れた身体で目一杯急ぐ。

発車の笛が鳴る。

閉まりかける扉に間一髪で手をかける。

間に合った。

 

何の情報も無い中で、12時間駅で待ち続けた結果、危うく乗り過ごすところだった。何の情報も無い中で案内もなく静かに到着し、そして何も言わずに出発していく。こんな状況では乗り過ごす人もたくさんいるのだろう。

なんとか無事、自分の席を見つけてようやく一息つく。

席に着くとあっという間に眠りに落ちた。

 

結局コルカタに着いたのは日をまたいだ25:23。

027-1 コルカタ駅着

最終的にコルカタ到着はおおよそ19時間遅れた。

夜のコルカタ駅は人はいるけれど、動いている人が少ない。

コルカタ駅

インド第三の都市コルカタ。夜の駅はこんな感じなのだ。

コルカタ駅01

夜遅いため他の交通手段が無い事をいいことに、タクシーの割増し度(ぼったくり度)は容赦ない。交渉するエネルギーも湧いて来ず、駅で見つけたタクシーで宿へ。

タクシー

宿で就寝したのは4:00頃だっただろうか。さすがに疲れたよ。

 

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