022 インド建築の旅(16)

廃車同然のバスに揺られながら、なんとか無事アグラに戻ることができた。

お腹を満たし宿へと戻るため、移動の際の恒例行事、オートリクシャーを捕まえる。

何人かと交渉した結果、少年に乗せてもらう事にした。

行きたい店の名前を伝えると、そんなところよりもっとおいしくて安い店があると言う。

折角なので、少年が薦める現地人が集まるお店に行くことにした。

メニューを見てみると、カレー以外に中華風の品もあるようだ。

かれこれずっとカレー味のものしか口にしてこなかったので、中華風チキンの炒め物が魅力的に感じられた。

中華鳥料理

これがとても美味かった。やはり流石は現地人。

店から宿へ戻る途中の工事現場を見学した。鉄筋が柱上にセッティングしてあるが、これはRC造の建築の括りだろうか。

基礎配筋

まずもって鉄筋の本数が少ないのはきっと気のせいではない。

柱以外の基礎はレンガの敷き詰めなのだろうか。日本で言う束石のようにレンガを使っているように見受けられる。

見学はそこそこに出発準備に宿へ戻る。

そしてまずはオーナーが入れてくれるチャイを飲みながら一息つく。

チャイ

オーナーが入れるチャイは、スパイスが程よくきいて格別に美味かった。

家族のように温かく接してくれた宿のオーナーとの別れを惜しみながら宿を発った。最後にお世話になったコマールと旅行代理店に先日予約した列車のチケットを受け取りにいく。

本当にチケットが受け取れるか大いに心配していたが、アポの時間に行くとすんなりチケットが手に入った。コマールが間に入ってくれたおかげでインド内での移動チケットはこれで全て入手。アグラ出発の列車チケットは18:00出発だ。

店から出ると店先では大人が集まってなにやらゲームをしている。

地域のゲーム

遊んでいる人に聞くと、この地域では夕方から友人で集まりゲームを楽しむのが一般的だという。今はおはじきとビリヤードを掛け合わせたようなものがはやっていて、とても楽しそう。

この辺りでは夕方、月ごとに違ったゲームをする習慣があるらしい。

日も暮れてきて、18:00も近い。

いよいよアグラを出発するため、駅へと向かう。

目的地はガンガー(ガンジス川のこと)と共に繁栄してきたヴァラナシだ。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です