060 Europe(18)Mirano,Torino

2013.06.17 ミラノっ子の間で大人気らしい、ピッツァの生地にチーズやトマトソースを挟んで揚げた半月状のパンツェロッティの店 ”ルイーニ”(Panzerotti “Luini”)で朝食を調達。

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店内も落ち着いた雰囲気で、パンツェロッティの種類も豊富に選べるのが楽しい。

旨いパンツェロッティを頬張りながら駅へと向かう。

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ミラノ中央駅(Staz. Mirano Centrale F.S.)から列車に乗り込み、トリノ・リンゴット(Torino Lingotto)へ。

目的地は、工業都市トリノの象徴の一つ、リンゴット再開発地区。

車窓からもすぐに目につくリンゴットの巨大な建築郡。

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トリノ・リンゴット駅前はあまり人の気配がない。

ほとんどの人は車移動なのだろう。

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信号がほとんどなく、高速道路のように高速で走る行く車道脇の細い歩道。徒歩でリンゴット再開発地区に向かうこと20分ほど。大きな橋が見えてきた。

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この橋を渡った先が目的地だ。屋上にあるスライムのようなガラスのVIP用会議室が目印。

橋にのぼり、長い橋を渡って行く。

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橋の上からは工業都市としての輸送手段である鉄道網の要所であることが見て取れる。

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リンゴット再開発地区は、1899年トリノに設立された自動車メーカーフィアット(FIAT)の車両製造工場をコンバーション(リニューアル)した計画。

その車両製造工場とは、イタリア人建築家ジャコモ・マッテ・トゥルッコ(Giacomo Matté Trucco)設計により、1923年に全長500mを超える5階建ての巨大なもの。1階の原材料加工から、各組立工程が上階へ延々と続くスロープ状に配置され、極めて長い生産ラインを持つ超斬新な計画だった。屋上には周長1kmを超えるテストコースが設けられ、性能検査を終えた完成車が次々と出荷されていく、合理性を追い求めたユニークな工場として長く稼働してきた。しかし、完成から半世紀以上が経ち、設備の陳腐化が顕著となり1982年に工場は閉鎖されたというのが経緯。

その後、この建築の再利用について議論が行われ、コンペを経てイタリア人建築家レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)によるコンサートホールやホテル、ショッピングモールなどを内包した複合商業施設へとコンバーションされた。

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大型駐車場は緑のレイアウトによるランドスケープデザインがなされ、さながら公園のよう。

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VIP用会議室とヘリポートはモニュメント的な意匠。

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地上から屋上まで続くスロープは、正に車両を移動されるのに使われたもので、現在も施設内の動線として活躍する。スケールが車をベースに作られた建築のため、人のスケールで歩くとどこも広々ゆったり。

本当ならテストコースにも入れるのだが、今日はお休みとのこと。

テストコースの迫力満点であろう空間を直に感じてみたかった。非常に残念。

とはいえ施設内をぐるぐる回るだけでも相当広く、建築見学だけでも十分楽しめた。

巨大なフィアットの工場コンバージョン建築を一通り見て回ったあと、隣接する商業施設へも足を運んだ。

そこで見つけたのがイータリー(Eataly)本店。イータリーは、イタリア食材の文化を世界に広めることを掲げ展開する、フードマーケットで、以前代官山で入店したのが知るきっかけとなった。(※注 代官山店は閉店し、2015年現在は日本橋三越と横浜ポルテの2店舗のみ)

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イタリア食材を一同に集めたマーケットは、食材はもとよりイタリアの食文化に関する道具や食器に至るまで、おおよそなんでも揃う。ショッピング好きにはきっとたまらない。どれもこれも旨そうで、実際に食べられるレストランも内設する。ある意味、食の遊園地のような雰囲気。

吹き抜け部は、ある種の半屋外空間のようで、店が露店のように並び賑わいを作り出している。

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ちょっとお土産探しも兼ねて、ショッピングを愉しんだのだった。

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