047 Europe(7)Alberobello-Bari

2013.06.06 アルベロベッロ(Alberobello)の一日は、トゥルッロ(Trullo)屋根のある宿で目覚めるところから。

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とてもシンプルで清潔感のあるトッルッロ屋根の宿の部屋と外観。トゥルッロの中庭でブレックファストを食べることもできる。

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トゥルッロとは、平に加工した石灰岩を積み上げるだけの構造。屋根は円錐形に積まれ、壁は白い石灰で塗り固められた、イタリア南部の伝統的住宅のことを指す。構造的に一つの部屋に、一つの円錐形の屋根があり、いくつも部屋を連ねることで一軒の住宅として成立する。

なだらかな丘状地であるアルベロベッロにはおよそ1500軒のトゥルッロが建ち並び、その美しい街並と、伝統的な建築技術の継承に対して1996年に世界遺産登録された。一般的には、アルベロベッロのトゥルッリ(”Trulli” トゥルッロの複数形)と表現される。

宿の隣は、アルベロベッロを代表するカトリックのサンタントニオ教会(Chiesa Sant’Antonio di Padova)。アルベロベッロで唯一、伝統的工法で建てられたトゥルッロ屋根で出来た教会でもある(1926年竣工)。

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天井を見上げるとトゥルッロ屋根の構造がイメージできる。

アルベロベッロの街でトゥルッリが多く残るのは、「リオーネ・モンティ地区(Rione Monti)」と「アイア・ピッコラ地区(Aia Piccola)」と呼ばれる2地区。

「モンティ地区」のトゥルッロは観光のためにレストランや雑貨屋、BARなどに内部が改修され、観光客も多い。

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どのお店もおしゃれな雰囲気があって、にぎわっている。

 

「アイア・ピッコラ地区」のトゥルッロはほとんどが住居として使われ、道は生活しやすいよう舗装されている。洗濯物を干したり、玄関前にベンチを置いてひなたぼっこする姿も見られ、まさに現在も昔ながらの生活を続けていることが感じられる。

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二つの地区のちょうど真ん中には広場や市場と高台があり、街全体を見渡すことができる。上ってみると、視界一面がトゥルッリ屋根のすばらしい絶景。

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屋根の最頂部には「ピンナコロ」と呼ばれるトゥルッリ職人がそれぞれオリジナルな形をもつ飾り石が置かれ、誰が作った建物が分かるようになっている。

i727 i729ちなみに屋根を形成する石灰岩の厚みは50mm前後。

中心の広場では、昼間市場が開かれ、街は活気づく。

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街の北部には、18世紀に建てられた珍しい2階建てのトゥルッロ・ソヴラーノ(Trullo Sovrano)があり内部も開放されている。当時の富裕層の暮らしを垣間みる事ができ、興味深い。

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美しい街並に後ろ髪を引かれながら、鉄道でアルベロベッロからバーリへ。

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バーリ(Bari)は、南の新市街と北の旧市街の二つの町に分けられる。

南の新市街は、南イタリア最大の商工業都市。町は奇麗なグリッド状に都市計画され、道は広く整備されている。普通の都会的な街並がそこにある。

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新市街はそこそこに、旧市街地へ。

旧市街は、中心に位置するカテドラーレ(Catterdrale)と北のサン・ニコラ教会(San nicola)を軸に迷路のように入り組んだ街並を形成している。歩いていてとても楽しい。二つの教会はともにプーリア・ロマネスク様式。

カテドラーレは地下にも降りられる。

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サン・ニコラ教会。

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町の北端には、アドリア海が広がる。海の幸が水揚げされ、港にある市場で処理されそのまま売られている。そして市場の人は楽しい人ばっかりだった。

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駅への帰り道、道が複雑で迷ってしまったのだが、そのおかげでとっても美味しい屋台のポテトに出会った。

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サクサク、ホクホク肉厚の揚げたて、薄めの潮加減にたっぷりマヨネーズ。これまた食べたい。。。

 

バーリの町を一通り歩き廻り、日が沈む頃にトレニタリア鉄道の寝台列車でフィレンツェ(Firenze)へと向かった。

i799列車に揺られながら、眺めた沈みゆく夕日。

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