004 インド建築の旅(3)

AM 7:00 インドで最も速い列車の一つ、シャタブディエキスプレスに乗ってデリーから約240km北に位置するチャンディーガルへ。

0010-1 デリー駅構内

軽食や食事が出る、3時間程の列車移動。

0010-2 シャタブディ特急 0010-3 電車内軽食

チャンディーガルはスイス出身の建築家ル・コルビュジェが都市計画を行うと同時に数多くの建築を残した街だ。

バスターミナルの2Fがツーリストインフォメーション。設計はコルビュジェの従兄弟にあたるピエール・ジャンヌレ。

0011 チャンディガルインフォメーション

ここで 街の地図や移動手段を確認できた。コルビュジェ建築郡があるセクター1はキャピタルコンプレックスと呼ばれる政府機関が集まる地区にあり、許可証がなければ脚を踏み入れられないという。

そうなのか。

ということで、許可証を入手するため、ここから2kmほど離れたセクター9にある政府観光へ。チャンディーガルはセクターと呼ばれる整形な街区によって都市計画されているため、セクター名でだいたいの位置が分かるのだ。観光局に着くと、書類に所定事項を記入、パスポートを見せてそこの責任者の判をもらえば許可証が発行される。ここまで順調だ。いざコルビュジェツアーへ!!

セクター1に到着。

するとライフル銃を持った警備員、というより軍人?に呼び止められる。

「何しにきたんだ」

「見学ですよ」

「許可証はあるのか?」

「これでしょ?」

「そうか、気をつけてな」

「ありがとう」

「写真撮ってもいい?」

「勘弁してくれよ(笑)」

パシャ!!

0012-0 警備員

ということで、重々しい雰囲気とは裏腹に気さくなお兄さんでした。

セクター1敷地内へ。政府機関が集まるだけあって、警戒レベルも高い。情勢が不安定だと、立ち入り禁止措置もあり得る。

最初はコルビュジェ建築の特徴の一つ、ブリーズソレイユが美しいヴィダン・サバー(パンジャーブ州議会棟)。

0012-1 議事堂

外観はなんとも力強い意匠。ブリーズソレイユとは直訳すると「太陽を砕く」を意味し、いわゆる格子のことだ。建物に入館する前に許可証を提示して、荷物を全て預けてから館内へ。内部は警備員数人付添いのもと見学することができるが、撮影は厳禁。カメラを携帯することすら許されなかった。だだを捏ねる雰囲気もなく、諦めるほかない。残念。

0012 議事堂

ヴィダン・サバーの隣に建つコルビュジェ設計のモニュメント「影の塔」。様々な影の形が現れるよう考えられているという。

0013 影の塔

セクター1の敷地内にあるハイ・コート(高等裁判所)。

0014-1 裁判所

色使い、ブリーズソレイユ、吹き抜けピロティ、屋上吹きさらし、どれを取ってもコルビュジェのそれと分かる。1955年に竣工した建築なので、築70年近いが、まだまだ現役バリバリ。

0014 裁判所

法定内部では次の公判の準備中のよう。

0014-3 裁判所

ハイ・コートの隣に建つ、コルビュジェ設計のオープン・ハンド・モニュメント。

0014-4 オープンハンド

これは ”open to give & open to receive.” の理念を表現している。高さ26mの巨大なオブジェが風でギシギシ音を立てながら向きを変えるのは圧巻。

セクター1は他にも合同庁舎もあり、コルビュジェ建築を語る上で欠かすことの出来ない場所だ。

リキシャに乗ってセクター1を後にし、パンジャーブ大学構内にあるピエール・ジャンヌレ設計のガンディーバワンへと向かう。ここで初めてリキシャに乗った。私たちを乗せて一生懸命自転車をこいでくれたおじさんが印象的だった。

0016 リキシャ

本来は水盤に浮かぶ建築のはずだが、生憎水が張られていない。けれども多くの学生がまわりで賑やかに集い、良き憩いの場となっていた。

0015 ガンディバワン

大学内を散策しながら、日が暮れていった。

大学を出て、街を歩きながら見つけたレストランへ。メニューを見ると、チキンマサラやマトンマサラがない。そう、ここはベジタリアンの店。インドではベジタリアンレストランが非常に多いのだ。そして頼んだのはやはりカレー。

0016 カレー2

日本での醤油や味噌のようにインドではカレー粉を使って調理するため、ほとんどの料理がカレー味。いわゆるカレーライスとは完全に別物だが、この先もほぼ毎回カレーを食すことになる。

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